留学ガイド
留学、語学留学は夢を実現するためのファーストステップ。あなたは留学でなにを学び、何を得て、その後どう進みますか?
こちらでは皆様より頂いたお手紙の中から、現地で体験された貴重なレポートを選りすぐって掲載しました。
これからあなたが進む道の先輩達の体験を簡単にまとめてありますのでご参考になればと思います。
What? Study Abroad ~留学ってナニ?~
知っているようで意外と知らない、留学ってナニ?
さて、すでに留学してみようと思い立った皆さん。あるいは、まだ迷っている皆さん。迷うことはとても大切ですが、ただいたずらに「どうしようかな」と頭の中で考え込むのもよくありません。まずは何らかのアクションを起こしてみませんか?
僕はいま、留学専門デスクに座って、留学を希望する皆さんのご相談にのったり、各国のエージェントなどへ手配を行う仕事をしています。初めて留学を経験したのは、もう10年も前のことですが、そのときの経験から「事前の情報収集は大切だ」とつくづく感じました。語学についても「現地に行けばどうにかなるさ」と甘い考えを持っていましたが、いま思えば、事前にヒアリングなど勉強しておけば、現地でもっともっと語学力が身に付いたと思います。
以下に、皆さんからよくご相談を受ける項目について、留学を経験しているスタッフ一同からのアドバイスを並べてみました。ご参考になればと思います。
- Q1どのぐらいの期間、行くのがよいでしょう?
- 「××日間がベスト」という基準はありませんし、僕自身、その人の置かれている状況によって最適な期間を選ぶのが一番ではないかなと思っています。 いまは最短で1週間程度からの語学研修のコースもあります。お仕事などで時間的な制約がある方や「長期の海外生活にどうしても自信が持てない」という方は、短期のコースに「お試し版」のような感覚でチャレンジなさるのもひとつの手です。
ただ、期間に制約のない方、とくに学生の皆さんには、なるべく長く滞在するコースをお勧めします。というのも、現地の生活に慣れるのに数週間はかかるのと、実際にいらした方も、その多くが「もう少し長くいたかった」「慣れてきた頃に帰国しなければならなくて残念だった」とおっしゃるからです。僕もオーストラリアに滞在したとき、2か月ぐらい経ってはじめて、自分の英語が相手に通じるようになってきて、それまでのホームシックがウソのようになくなったといった、感動的な経験をしました。
また、いまになって振り返ると、語学力の向上が実感できたのも、ちょうどその頃だったように思います。留学は「生活」です。もし許されるようでしたら、少しでも長く滞在をお考えになってくださいね。
- Q2行き先はどうやって選べばよいでしょう?
- 窓口にご相談にいらっしゃる方からよく寄せられるのが、このご質問。中には「まだ行き先が決まっていないから、相談に行きにくい」という方もいらっしゃいますが、私はよく、「だからこそ、ぜひ私どもにご相談ください」と申し上げています。
決め手の一つは、もちろん「言葉(何語を勉強したいのか)」。同じ英語でも、勉強したいのがクィーンズ・イングリッシュか、アメリカ英語かでも違ってきます。ただ、それと同じぐらい大事なのが「留学先でどんな生活を送りたいか?」でしょう。これについては、次の章に地域別の特徴を挙げておきましたので、そちらをご参照ください。
- Q3英語がしゃべれなくても大丈夫でしょうか?
- これもよくあるご質問です。僕自身もそうでしたが、語学研修に行く前から、完璧に英語を話せる人は非常に少ないでしょう。どうぞご安心ください。でも、せっかく行くと決めたなら、その日から挨拶程度はできるよう、少しずつ勉強を始めたほうが、より早く現地の生活になじめますし、習得もスムーズにいくはずです。わざわざ教材を買わなくても、テレビの英会話番組やラジオの英語ニュースなどを見たり聞いたりするだけでも、少しずつ英語のリズムに慣れることができ、気持ちも盛り上がることでしょう。心に決めた日から、すでに留学は始まっています。思い立ったが吉日、今日から少しずつ、英語にふれてみませんか?
- Q4授業にはついていけるでしょうか。
- 現地では通常、学校に入ってまず最初に「クラス分け」のテストが行われます。無理なく授業に参加できるように、似たようなレベルの人たちを同じクラスに集めるためです。ただ、もし実際に「クラスのレベルがあまりにも高くて、授業についていけない」、あるいは逆に「簡単すぎて」ということであれば、ぜひ担任の先生か留学を紹介してくれた旅行会社などに相談してみてください。理想的なのは、自分のレベルより少し高めのクラスに入ることです。
- Q5事前の「情報収集」はどうすればいいの?
- 「インターネットでコツコツ調べようと思ったが、あまりの情報量の多さに振り回されてしまい、時間ばかりとられてしまった」……、留学を志す皆さんからは、よくこんなお声を耳にします。 私自身、いまでも海外の最新情報を調べるときにネット検索をかけることがありますが、個人が作成したHPは、やはりその人個人の意見。参考になる部分もありますが、あくまでも「自分とは違う」「平均的な意見とは限らない」ということをしっかり頭に入れておく必要があるでしょう。
公的な機関はHP上で資料を公開していたり無料でアドバイスをしてくれるので、経済的にはとても助かります。ただ、個人的なことまで含めて「きめ細かい」アドバイスを求めるとなると、ちょっと厳しいかもしれません。
ということで、僕がぜひお勧めしたいのが、(「手前味噌」で恐縮なのですが)ズバリ、留学や語学研修を取り扱っている旅行代理店や留学斡旋機関を利用する方法。留学までの手続きを一括して請け負ってくれるのでとても便利ですし、何より現地の最新情報が豊富に揃っているのが魅力です。スタッフが留学体験者だったり、実際に留学した人の話が聞けるところもありますので、ぜひ一度はご自身の足で出向いてみるのがよいでしょう。留学を扱っている会社のいくつかから資料を取り寄せて、比較検討するのも、大いに参考になります。
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